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 2001年から主に版画を手法としてイメージの影のようなモノクロの作品や紙吹雪が舞い散るカラフルで儚い平面作品を制作してきました。近年は、デジタル時代に逆らうかのようにフィルムカメラで写真を撮り始め、2011年の震災・福島原発事故後から家族の成長や他愛無い日常の写真など、写真を撮ることで生まれる会話を記録するように身近な出来事に寄り添い、素朴で小さな喜びに溢れた作品を制作しています。

 2015年3月、凹地/遊工房アートスペースでの個展「すべてyとyとyのせいだ」にて折紙の手裏剣を集めて制作したリース「星をつくる_あるはずのない星を探して。」や、水中で無数の小さな光が回転する作品「T_T Little Star」など、近年は絵画や写真作品などの平面作品に制限されることなく展開しています。

 

版画から写真へ 〜表現手法の変化〜

 

 カメラを用いてある対象を撮影しえられるリアル・現実感 —実際は見えている像とは誤差があるが、リアルに思い込んでしまう感覚— と、撮影する者の言葉になる前の意識や視点が自然に入り込むような創作・フィクション性を合わせ持つ写真・映像に関心を持つようになり、メインの表現手法を版画から写真へかえてきました。

主題は流動し、対象は身近なもの

 

 撮影する対象は、真新しいものはなく身近な人やもの、植物や風景、何処にでも存在するようなものだけど、ここにしかない大切なもので、私自身の家族とその日常が多くを占めています。主題は、家族・愛・平和・反原発・反権力・ハレとケ・現代社会・見えるもの見えないもの・写るもの写らないもの・お化け…日常生活の中で常に揺らぎ流動的に変化しています。

 

主な個展

2015年 「すべてyとyとyのせいだ」凹地/遊工房アートスペース(東京)

2008年 「スカートの中は紙吹雪」KIDO Press,Inc(東京)

2005年 「Excrete」studio ZOU/遊工房アートスペース(東京)

 

 

主なグループ展

2014年 「夜の画廊」 凹地/遊工房アートスペース(東京)

       「CRATER」  凹地/遊工房アートスペース(東京)

2013年 「なべよこniアート 」  ヤドカリトーキョーvol.12/鍋横大通商店会(東京)

       「新しい壁」  ヤドカリトーキョーvol.11/WALLS TOKYO 2F(東京)

       「秘密の部 恋する小石川」  ヤドカリトーキョーvol.9/ヘルシーライフビル(東京)

       「ZOU」遊工房アートスペース(東京)

2012年 「うつす展」愛知県美術館ギャラリー(愛知)

2011年 「OUT」Gallery HALCA(東京)

2010年 「消えない眼差し その先の風景」相模原市民ギャラリー(神奈川)

       「阿波紙と版表現2010-気鋭の18名による版表現」文房堂ギャラリー(東京)

2006年 「AFP-artfeti painting」galleryアートフェチ(愛知)

2004年 「版の記憶/現在/未来」東京芸術大学美術館陳列館(東京)など多数。

 

 

 

1979年 福島県生まれ

2002年 東京造形大学美術学科絵画専攻卒業

2007年 東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻修了

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